葛飾北斎の『冨嶽三十六景』は、江戸の町、街道、海や川、農村、人々の仕事や旅の風景の中に、さまざまな姿の富士山を描いた錦絵のシリーズです。北斎が70代に手がけた代表作で、題名は「三十六景」ですが、最初の36図の後に10図が加わり、現在は全46図のシリーズとして知られています。
『冨嶽三十六景』全46図を、作品名の読み方、描かれた場所の目安、絵を見るときのポイントとともに紹介します。作品名は美術館・文化財データベースで広く使われる表記を基本とし、「不二」は作品名に残された表記として「富士」に直さず掲載しています。
『冨嶽三十六景』とは
『冨嶽三十六景』は、富士を単独で描くだけのシリーズではありません。大波の向こうに小さく見える富士、屋根や橋の間からのぞく富士、旅人や職人が働く向こうに見える富士など、富士と人々の暮らしを一つの画面に組み合わせたところに大きな特徴があります。
最初に刊行された36図の後に10図が追加され、この追加10図は一般に「裏富士」と呼ばれます。ただし、ここでいう「裏富士」はシリーズを区分するための通称で、単純に「山梨県側から見た富士」という意味だけではありません。また、摺りの時期や所蔵品によって色合いが異なる作品もあります。
作品名の表記について
シリーズ名は原題に従って「冨嶽三十六景」と表記します。「富嶽三十六景」「富岳三十六景」も検索などでは広く使われています。各作品名は読みやすさを優先して現在一般的な字体を用いる一方、「不二」のように題名として意味のある表記は残しています。「東都浅草本願寺」の「浅艸」、「青山円座松」の「圓座枩」など、原版や所蔵館によって旧字・異体字を用いる例があります。
『冨嶽三十六景』全46図一覧
- 江戸日本橋(えどにほんばし)
- 江都駿河町三井見世略図(えどするがちょうみついみせりゃくず)
- 東都駿台(とうとするがだい)
- 東都浅草本願寺(とうとあさくさほんがんじ)
- 本所立川(ほんじょたてかわ)
- 深川万年橋下(ふかがわまんねんばしした)
- 五百らかん寺さざゐどう(ごひゃくらかんじさざいどう)
- 青山円座松(あおやまえんざまつ)
- 隠田の水車(おんでんのすいしゃ)
- 下目黒(しもめぐろ)
- 礫川雪ノ旦(こいしかわゆきのあした)
- 御厩川岸より両国橋夕陽見(おんまやがしよりりょうごくばしゆうひみ)
- 隅田川関屋の里(すみだがわせきやのさと)
- 武州千住(ぶしゅうせんじゅ)
- 従千住花街眺望ノ不二(せんじゅはなまちよりちょうぼうのふじ)
- 武陽佃島(ぶようつくだじま)
- 上総ノ海路(かずさのかいろ)
- 登戸浦(のぼとのうら)
- 常州牛堀(じょうしゅううしぼり)
- 東海道品川御殿山ノ不二(とうかいどうしながわごてんやまのふじ)
- 神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)
- 武州玉川(ぶしゅうたまがわ)
- 東海道程ヶ谷(とうかいどうほどがや)
- 相州七里浜(そうしゅうしちりがはま)
- 相州江の島(そうしゅうえのしま)
- 相州仲原(そうしゅうなかはら)
- 相州梅沢左(そうしゅううめざわひだり)
- 相州箱根湖水(そうしゅうはこねこすい)
- 甲州三島越(こうしゅうみしまごえ)
- 駿州片倉茶園ノ不二(すんしゅうかたくらちゃえんのふじ)
- 駿州大野新田(すんしゅうおおのしんでん)
- 山下白雨(さんかはくう)
- 凱風快晴(がいふうかいせい)
- 諸人登山(しょにんとざん)
- 駿州江尻(すんしゅうえじり)
- 東海道江尻田子の浦略図(とうかいどうえじりたごのうらりゃくず)
- 東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)
- 遠江山中(とおとうみさんちゅう)
- 東海道吉田(とうかいどうよしだ)
- 尾州不二見原(びしゅうふじみがはら)
- 甲州犬目峠(こうしゅういぬめとうげ)
- 甲州三坂水面(こうしゅうみさかすいめん)
- 甲州伊沢暁(こうしゅういさわのあかつき)
- 信州諏訪湖(しんしゅうすわこ)
- 甲州石班沢(こうしゅうかじかざわ)
- 身延川裏不二(みのぶがわうらふじ)
1. 江戸日本橋(えどにほんばし)
現在地の目安:東京都中央区日本橋。日本橋から西方を望む構図。

橋を埋める人々のにぎわいを手前に大きく置き、その奥に江戸城、さらに遠くに富士を重ねています。近景の雑踏と、遠景の静かな富士との対比が印象的です。
2. 江都駿河町三井見世略図(えどするがちょうみついみせりゃくず)
現在地の目安:東京都中央区日本橋室町。三井越後屋(現在の三越周辺)。

左右の大きな屋根が遠近法によって富士へ向かって収束します。屋根職人や空の凧を加えることで、江戸の商業地の日常の中に富士を組み込んでいます。
3. 東都駿台(とうとするがだい)
現在地の目安:東京都千代田区神田駿河台周辺。

坂道を行き交う武士、町人、物売りなどを細かく描き、にぎやかな江戸の町の向こうに富士を見せています。人々の動きと遠くの山の静けさが対照的です。
4. 東都浅草本願寺(とうとあさくさほんがんじ)
現在地の目安:東京都台東区西浅草。現在の東本願寺付近。

巨大な本堂の屋根を画面いっぱいに取り、その三角形と遠くの富士の形を響き合わせています。原題では「浅艸」と記される作例があります。
5. 本所立川(ほんじょたてかわ)
現在地の目安:東京都墨田区立川周辺。

材木置場で働く人々を描いた一図です。縦横に組まれた材木の間から小さな富士が見え、働く人の動作と幾何学的な構図が組み合わされています。
6. 深川万年橋下(ふかがわまんねんばしした)
現在地の目安:東京都江東区の萬年橋周辺。

大きく弧を描く橋を画面上部に置き、その下に遠くの富士をのぞかせています。橋の曲線と富士の三角形が対照をつくる、北斎らしい大胆な構図です。
7. 五百らかん寺さざゐどう(ごひゃくらかんじさざいどう)
現在地の目安:東京都江東区大島付近にあった五百羅漢寺。

高い三匝堂(さざえ堂)の欄干から、人々が遠くの富士を眺めています。建物そのものを大きく描くのではなく、高所からの眺望を主役にした作品です。
8. 青山円座松(あおやまえんざまつ)
現在地の目安:東京都渋谷区神宮前、龍巌寺周辺。

円座松と呼ばれた大きな松を丸く広がる形で描き、その向こうに富士を置いています。松の丸みと富士の三角形を比べるような構成です。
9. 隠田の水車(おんでんのすいしゃ)
現在地の目安:東京都渋谷区神宮前周辺。江戸時代の穏田村。

水車の大きな輪を中心に、米を運ぶ人、洗い物をする人など農村の日常を描いています。作品名は資料によって「穏田乃水車」「隠田の水車」などの表記があります。
10. 下目黒(しもめぐろ)
現在地の目安:東京都目黒区下目黒周辺。

田畑と坂道の広がる郊外の風景です。農作業をする人々を近くに描き、起伏のある土地の向こうから富士が姿を見せています。
11. 礫川雪ノ旦(こいしかわゆきのあした)
現在地の目安:東京都文京区小石川付近。

雪の降った翌朝、見晴らしのよい場所から富士を眺める人々を描いています。「旦」は朝の意味で、シリーズでは珍しい雪景色です。
12. 御厩川岸より両国橋夕陽見(おんまやがしよりりょうごくばしゆうひみ)
現在地の目安:東京都台東区蔵前付近の旧御厩川岸から隅田川を望む景観。

夕暮れの隅田川を渡る舟の向こうに両国橋と富士を重ねています。読みは「せきようをみる」とする資料もあり、読み方には揺れがあります。
13. 隅田川関屋の里(すみだがわせきやのさと)
現在地の目安:東京都足立区千住関屋町周辺。

隅田川沿いを馬で駆ける人々の勢いを、斜めに流れる構図で表しています。遠くの富士は小さいながら、画面全体の進行方向を受け止める位置に置かれています。
14. 武州千住(ぶしゅうせんじゅ)
現在地の目安:東京都足立区千住周辺。

用水や水門のような構造物を手前に置き、その向こうに富士を見せています。釣り人や馬を引く人を加え、千住近郊ののどかな生活風景にしています。
15. 従千住花街眺望ノ不二(せんじゅはなまちよりちょうぼうのふじ)
現在地の目安:東京都足立区千住周辺。

千住の町外れから遠くの富士を望む作品です。行列と道端の人々を対照的に描き、街道を行き交う人の動きの中に富士を置いています。
16. 武陽佃島(ぶようつくだじま)
現在地の目安:東京都中央区佃。

佃島を囲む水面と数多くの舟を藍色を基調に描いています。水平に広がる水辺の風景の奥に富士が立ち、江戸湾の広がりを感じさせます。
17. 上総ノ海路(かずさのかいろ)
現在地の目安:千葉県木更津沖など、上総側の江戸湾(東京湾)と考えられる海域。

大きな帆船の帆と帆柱を画面いっぱいに描き、その向こうに富士を置いています。巨大な船具と小さな富士の組み合わせによって、海上の距離感を強く見せています。
18. 登戸浦(のぼとのうら)
現在地の目安:千葉県千葉市中央区登戸周辺。

浅瀬の鳥居を大きく描き、その内側に富士を収めています。潮干狩りをする人々も描かれ、海辺の行楽と信仰の景観が一つの画面にまとめられています。
19. 常州牛堀(じょうしゅううしぼり)
現在地の目安:茨城県潮来市牛堀周辺。

水辺に浮かぶ舟と、その中で作業する人を静かに描いた作品です。朝もやのような空気の向こうに富士が見え、広い水面の静けさが際立ちます。
20. 東海道品川御殿山ノ不二(とうかいどうしながわごてんやまのふじ)
現在地の目安:東京都品川区北品川、御殿山周辺。

桜の名所だった御殿山で、花見を楽しむ人々と富士を描いています。枝の間から富士が見えるよう構成され、春のにぎわいと遠景が一体になっています。
21. 神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)
現在地の目安:神奈川宿沖を示す題名ですが、具体的な視点位置には諸説があります。

巨大な波、押送船、遠くの富士を一つの瞬間にまとめた代表作です。激しく動く波と動かない富士、極端な近景と遠景をぶつけることで強い緊張感を生み出しています。
22. 武州玉川(ぶしゅうたまがわ)
現在地の目安:武蔵国を流れる多摩川。具体的な地点は特定しにくい作品です。

広い川面と対岸の緑、その向こうの富士をすっきりと配置しています。人物や舟を小さく抑えることで、多摩川の広がりと富士までの距離を感じさせます。
23. 東海道程ヶ谷(とうかいどうほどがや)
現在地の目安:神奈川県横浜市保土ケ谷区、旧程ヶ谷宿周辺。

東海道を旅する人々と松並木を描いています。曲がりくねった松の枝の間から富士が見え、街道の一場面を切り取ったような構図です。
24. 相州七里浜(そうしゅうしちりがはま)
現在地の目安:神奈川県鎌倉市七里ヶ浜周辺。

七里ヶ浜から江の島と富士を望む景観を、藍を中心とした静かな色調で描いています。海岸から遠景へ段階的に視線が伸びていく構成です。
25. 相州江の島(そうしゅうえのしま)
現在地の目安:神奈川県藤沢市片瀬から江の島周辺。

干潮時に現れる砂州を渡って江の島へ向かう人々を描いています。江の島、その背後の富士、浜辺の人々が奥行きをつくり、参詣地のにぎわいを伝えます。
26. 相州仲原(そうしゅうなかはら)
現在地の目安:神奈川県平塚市中原周辺。

大山を手前に、さらに遠くへ富士を置き、道を行く人や農作業をする人々を描いています。相模の暮らしと旅の風景が一枚の中に同居しています。
27. 相州梅沢左(そうしゅううめざわひだり)
現在地の目安:神奈川県中郡二宮町梅沢周辺。

水辺の鶴と富士を組み合わせた静かな一図です。「梅沢左」の「左」は「在」または「庄」の誤刻ではないかという説があり、題名そのものに研究上の問題が残っています。
28. 相州箱根湖水(そうしゅうはこねこすい)
現在地の目安:神奈川県足柄下郡箱根町、芦ノ湖周辺。

波のない芦ノ湖と周囲の山々、その奥の富士を描いた静かな風景です。人物をほとんど見せず、湖・山・霞の形を簡潔に組み合わせています。
29. 甲州三島越(こうしゅうみしまごえ)
現在地の目安:山梨県南都留郡山中湖村から籠坂峠周辺と考えられます。

画面を貫く巨木と、その後ろの大きな富士を対比させています。旅人たちが手をつないで幹の太さを測ろうとする姿が、木の巨大さを分かりやすく伝えます。
30. 駿州片倉茶園ノ不二(すんしゅうかたくらちゃえんのふじ)
現在地の目安:駿河国の茶園を描いた作品ですが、現在地の特定には諸説があります。

茶摘みや茶葉を運ぶ人々を前景に描き、その向こうに富士を置いています。富士山だけでなく、駿河の産業と人々の仕事も主役になっています。
31. 駿州大野新田(すんしゅうおおのしんでん)
現在地の目安:静岡県富士市大野新田周辺。

葦などを積んだ牛を引く人々が列をつくり、その奥に富士が見えます。繰り返される人と牛の形がリズムを生み、早朝の農村風景を印象づけています。
32. 山下白雨(さんかはくう)
現在地の目安:富士山そのものを主題とした作品で、特定の観察地点には断定できません。

山頂付近は明るいままなのに、山麓には黒い雷雲が広がり、稲妻が走っています。「白雨」は夕立のような急な雨を指し、山の上下で天候が違う瞬間を描いています。
33. 凱風快晴(がいふうかいせい)
現在地の目安:富士山そのものを主題とした作品。眺望地点には諸説があります。

通称「赤富士」。朝の光を受けて赤く見える富士を大きく描き、空と山だけで成立する簡潔な構図にしています。「凱風」は穏やかな南風を意味します。
34. 諸人登山(しょにんとざん)
現在地の目安:富士山中。

シリーズで唯一、富士の山容そのものではなく、山を登る人々を中心に描いた作品です。険しい岩場や石室に集まる登山者を通して、富士信仰と登山の厳しさを伝えています。
35. 駿州江尻(すんしゅうえじり)
現在地の目安:静岡県静岡市清水区江尻周辺。

突然の強風にあおられ、紙や笠が空へ舞い上がる瞬間を描いています。人々は必死に風に耐える一方、遠くの富士は動かず、自然の動と静が鮮やかに対比されています。
36. 東海道江尻田子の浦略図(とうかいどうえじりたごのうらりゃくず)
現在地の目安:静岡県静岡市清水区から田子の浦方面を題材とした景観。

荒い波を進む舟と、海岸で働く人々、その背後に裾野を大きく広げる富士を描いています。「略図」とある通り、実景を写真的に再現したものとは限りません。
37. 東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)
現在地の目安:静岡県島田市金谷周辺。

大井川を渡る人々を画面いっぱいに描き、その向こうに富士を見せています。旅人を肩や蓮台に乗せて川を渡す様子から、橋のなかった大井川越えの苦労が伝わります。
38. 遠江山中(とおとうみさんちゅう)
現在地の目安:遠江国、現在の静岡県西部。具体的な地点は特定されていません。

大きな角材を斜めに置き、その上下で木挽き職人が働く姿を描いています。材木や支柱がつくる直線と、遠くの富士の三角形を組み合わせた構図です。
39. 東海道吉田(とうかいどうよしだ)
現在地の目安:愛知県豊橋市、旧吉田宿周辺。

富士が見える茶屋の室内から外を眺める構図です。旅人や働く人々を室内に配置し、額縁のような柱と窓の向こうに富士を見せています。
40. 尾州不二見原(びしゅうふじみがはら)
現在地の目安:愛知県名古屋市中区富士見町周辺とされます。

大きな桶の輪の内側に富士を収めた、シリーズ屈指の幾何学的な構図です。円形の桶、三角形の富士、四角い材木や地面が組み合わされています。
41. 甲州犬目峠(こうしゅういぬめとうげ)
現在地の目安:山梨県上野原市犬目周辺。

甲州街道の峠道を進む旅人と、広く開けた空の向こうの富士を描いています。低い丘と大きな空が、旅の途中で突然現れる眺望の広がりを感じさせます。
42. 甲州三坂水面(こうしゅうみさかすいめん)
現在地の目安:山梨県南都留郡富士河口湖町、河口湖周辺。

湖面に映る富士と実際の富士を上下に並べていますが、山頂の雪の有無が一致しません。単純な鏡像ではなく、北斎が意図的に二つの富士を描き分けたように見える不思議な作品です。
43. 甲州伊沢暁(こうしゅういさわのあかつき)
現在地の目安:山梨県笛吹市石和町周辺。

夜明け前後の宿場町で、旅立つ人々や馬を描いています。空が明るくなり始める中、富士はまだ落ち着いた色で描かれ、早朝の静かな時間を表しています。
44. 信州諏訪湖(しんしゅうすわこ)
現在地の目安:長野県諏訪湖周辺。北岸側からの眺めとされます。

湖、岬、松、遠くの富士を重ね、深い奥行きをつくっています。画面中央の松が視線をいったん受け止め、その向こうへ富士を見る構成です。
45. 甲州石班沢(こうしゅうかじかざわ)
現在地の目安:山梨県南巨摩郡富士川町鰍沢周辺。

岩場で投網を扱う漁師と、荒れる富士川を描いています。漁師の体、網、岩の輪郭が富士の三角形と呼応し、青を中心とした緊張感のある画面になっています。
46. 身延川裏不二(みのぶがわうらふじ)
現在地の目安:山梨県南巨摩郡身延町、富士川・身延山周辺。

山梨側から見た富士を、険しい山と急流の奥に描いています。前景の山や川を大きく扱い、遠くにのぞく富士まで幾重にも空間が重なる構図です。
『冨嶽三十六景』を見るときのポイント
46図を続けて見ると、北斎が富士そのものの形だけを描こうとしたのではないことがよく分かります。橋、屋根、桶、帆、材木、水車などを大きく手前に置き、その隙間や奥に富士を見せる作品が多く、丸・三角・四角・直線・曲線を組み合わせるように画面が組み立てられています。
もう一つの見どころは、人々の暮らしです。旅人、漁師、農民、職人、船頭、参詣者などが各地で働き、歩き、休み、富士を眺めています。世界的に有名な「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」だけでなく、46図を通して見ることで、富士とともに生きた江戸時代の人々の姿まで見えてくるシリーズです。





